山尾三省「火を焚きなさい」を読む 投稿:2019年12月13日 やがてお前達が大きくなって虚栄の市へと出かけて行き 必要なものと 必要でないものの見分けがつかなくなり 自分の価値を見失ってしまった時 きっとお前達は 思い出すだろう すっぽりと夜につつまれて オレンジ色の神秘の炎を見詰めた日々のことを 山尾三省「火を焚きなさい」 「びろう葉帽子の下で/山尾三省詩集…