脳科学者・茂木健一郎が語る屋久島の魅力
#自然への回帰と調和
自分自身が自分に働きかけて治すみたいな力が、こういうところ(森の中)では高まっていく。人間の体の細胞の中では1日に何個かがん細胞のようなものができてしまうってことは、これは仕方がないことなんだってことが最近判ってきてるんですね。やっぱりある程度の確率でがん細胞みたいなものが出てくるんだけど、それを攻撃して壊してしまうのは我々の免疫系なわけです。ということは、我々の免疫系ってのはそういう力を持っている。ところが、ストレスとかがあると、そういう免疫系の働きが妨げられてしまう。会社で忙しいだとか文明の中でいろいろ、適応しなくちゃいけないとか学校に行かなくちゃいけないとかね。(茂木健一郎)